あなたは暖かくて過ごしやすい、春なの

一年前の今頃って初めての緊急事態宣言でステイホームだったじゃないですか。わたしも例に漏れず毎日おうち時間だったんですよ。特にすることもなく。したいこともなく。明日も明後日も時間があるってわかってると、本当になんにもしない人間なんだなって自分の怠けっぷりを改めて知る機会にもなったんです。改めて知らせてくれなくてもよかったんですけど。そしていまもまだ同じこと続けてますけど。口ではこんな世の中とか言ってた気がしますが、実はわたしにとってはそのおうち時間そのものは全然まったく苦ではなかったんですよね。振り返ってみると。むしろ楽しかったなって思ってます。なんにもしなかったくせに。

だけど、ひょんなことから出会ってしまったAぇ! groupと正門くんのことを調べ尽くすことにだけは、一生懸命向き合っていた気がします。同じ正門くんちがう正門くん新しい正門くん、と超スピードで知識を備え気づけば空が明るくなって鳥が鳴き始めてた、これ、いい大人が、ガチで毎日続けてました。

こんなに年下の子に夢中になることは初めてだったんですけど、不思議と年下の子を見てるって感覚にもなれなくて、せめて若い子にかわいいってくらい思いたかったんですけど、そんなんでもなくて、しっかり男として認識してしまっていて、なんかものすごく悪いことしてるみたいな気分だったんです。毎日のように連絡を取り合う仲のいい友人たちにこの状況をどう告白しようか戸惑いもあったんですけど、でも案外だれもなんも気にしてなかったことを覚えてます。勇気を振り絞って打ち明けたのに、そのあとも会話が水のようにさらさらと流れていくのです。正門くんにはまったと言えば、うんもうそれはしょうがないよ、と返される、みたいな。お言葉に甘えてそのままさらさらと流されさせていただき、巡り巡って、また4月。また緊急事態宣言。またおうち時間。国はおんなじこと何回やってんのよって感じですけど、毎日毎日正門くん見てるわたしも、おんなじこと何回やってんのよって感じです。

正門くんと迎える二度目の春。もう春夏秋冬すべての正門くんを見てきたわけです。はじめての正門くんをたくさん知って浮かれた春、歌って踊る正門くんに満たされた夏、正門くんが生きてることをこの目でたしかめた秋、いつまで半袖着とんねんと言わせてくれた冬。こんなにも心を満たしてくれるのに、一年かけてもすべてを知ることはできなくて、むしろその楽しさを知ってしまったような、もう後には引けないような、そんな感じです。満たされるのにまだ満たそうとしてくるのは、次々と溢れ出る正門くんがすごいのか、次々と容量を空けるわたしの心がすごいのか、まあどっちでもいいんですけど楽しいです。こーんなにぽやぽやしてるくせに見えないスピードで次の場所へ進み続ける正門くんだけど、ちゃんと置いていかず連れてってもくれてるので、生命保険かけてないけどまあしばらく怪我することも死ぬこともないかなって、なんか信じてしまってます。こんなに無防備にアイドル応援するのは初めてで、掛け捨てでもやっぱり生命保険かけるべき?て思うけど、でもなんかやっぱり必要ない気もしています。そんな感じです正門くん。あと多分何かあってもよっぽどでない限りなんとかなる力を持てるくらいわたしは大人になってます。

 

こんなふうに世界からは完全に目を背けているわたしですが、正門くんの健康と主演舞台の幕開けだけは祈ってます。健康第一。約束ね。