舞台「染、色」観劇メモ

正門くん、初主演舞台の開幕おめでとうございます〜〜〜〜〜〜!

わたしが昨年正門くんに出会ったのは奇しくも染、色が延期になりましたのタイミング。よかったとも大声で言えないなと小心者のわたしは思っていましたが、実際あのあと、夏の配信ライブと配信舞台があり毎月一本の舞台を作るグレショーが始まり連ドラが決まったりと、コロナ禍といえど目まぐるしいほどの経験値と実力を身につけた彼でまたこの姿を見せていただけるチャンスが回ってきて、やっぱりよかったなって思います。このことに関してはご本人もよかったと仰っていて、その強く前向きな精神力みたいなものには脱帽しました。わたしは正門くんのことをここ最近は「人間の先輩」と呼んでいます。年はいくつも下だけど人間としてのレベルが全然違う。

 

そして一年越しに出会えた舞台「染、色」、関西住所の名義でバカみたいに申し込んで唯一当たったのがグローブ座公演。なんで。そんなことあるんですね。色々と考察をしたくて他の方のブログを漁りたいのですが、あの、はてブロって記事検索できないんですか?どこに検索方法あります?どうやって探すんです?(はてなユーザー1日目の発言)

 

以下夏休み最後の日に慌てて書いたなみの感想文をとりあえず。この感想文には書かれてないけど、書く余裕がなかったんだけど、だから先に言っておくけど、作品とは全然まったく無関係に、いつだって一秒も一寸も狂いなく、正門くんの顔と体は最高でした。

 

 

原作と舞台でのオチが違っていたのでストーリー自体がまったくの別物になっていて、初見はその衝撃が面白かったです。二度目はそのオチをあえて知って見ることができたのでそれもまた楽しかったです。面白かったです楽しかったですまじ小学生の感想文。壮大な感想が綴れる文章力をわたしにください。ただ正門くん演じる深馬は周囲の環境や出会う人によって鮮やかに変化をし続けるのですが、そのお芝居がもう本当に誰の口をも黙らせるんじゃないかというほど、圧巻でした。

 

周囲からの過大評価との乖離に悩む美大生深馬(正門くん)が、自分の才能に限界を感じ作品を最後まで仕上げられなかったりと悩んでいるある日、遊び半分で始めた描きかけのグラフィックを寝ている間に書き足して完成させてくれる真未と出会います。真未は美大生でもなんでもなくただ好きなように自由に絵を描く、いわばその頃の深馬には羨ましい存在で、そんな真未にどんどん影響され感化され、染、色 されていく深馬。もともといた彼女杏奈のことを手離しはしないながらにも二人で作品を完成させるたびに真未を必要とするようになるずるい男です。それが正門くんです。なんとまあ〜。

 

真未に出会い影響され作風が変わる場面、初めての共同グラフィックのシーンは鳥肌もの。作品を描き上げることが出来ずもがき苦しんでいた深馬がなににも囚われない自由な真未(のちに存在しないことが明らかになるので、もう一人の深馬と解釈する)と二人でひとつの作品を完成させるまでを、コンテンポラリー調のダンスとともにスプレー缶と体だけで表現する圧巻のシーン。二人の息もぴったりで、深馬が解き放たれるような感覚にもなって最高に気持ちよかった。

 

その後も何度か真未と共同で作品を描き続けるけど、あまりに自由に生きる真未が深馬にも自由を押し付け求めるようになり、徐々に追いつかなくなる深馬。真未の自由は憧れではあるけれど自分も同じようになれるとも決めきれない様子。結局真未は始めから実際には存在しなかったとわかり夢と現実の区別がつかなくなった頃、もう一度真未をたしかめたい想いになるけれど、それは叶わず自分勝手に杏奈を求めるラストシーン。真未のすべてに影響され心情が変化していくにつれ深馬自身も大きく変化していくことにはなるけれど、真未はあくまで深馬のうちの一部だったと考えれば、変わりゆく深馬を見ていたつもりだったけど、あくまで深馬自身に潜在していた深馬を見ていただけで、最初から最後まですべて深馬そのものだったのかなと。

 

深馬がこだわっていた「間違えて秋に咲いた桜は次の春でも咲くのか?」は、咲くはずではない頃に咲いた桜(いるはずのない真未に出会ったことで開花した才能)は、次の春でも咲くのか?(真未がいなくても自分だけで才能を開花させることはできるのか?)という意味でしょうか、どうなんでしょうか。

 

どのシーンにおいても真未が発する言葉はすべて深馬の中にあるもので、深馬の憧れだったり、口には出せない本音だったり、認めなくない事実だったり、他人に核心をつかれたくないことばかりだったなと。真未の台詞「こうしてずっと一緒にいたい、そうすれば何にでもなれるんだよ」存在しないとわかってしまったあとに真未と想像だけで体を重ねて想う終盤シーンはこの「ずっと一緒にいたい、そうすれば何にでもなれる」を、追い求めた行動だったのかな。理性を飛ばし錯乱する深馬はものすごくエッチだったけど。死にかけたけど。そういうことだったのかな。

 

真未に出会うまでは上下ともにベージュの服装だった深馬が、その後真未と出会い影響されていくところでは上下とも黒の服装に、実際には真未は存在しないとわかったところからは上がベージュで下は黒。これはほんの少し真未の存在が自分に残っている現れなのかなんなのか、ただ突然真っ黒で現れた深馬は違和感だったのでそういう意味も少しはありそう。いなくなってしまった真未の存在にもがく深馬の背景に、いままでどんなシーンも真っ黒の服装だった真未が、真っ白のワンピースで登場するんだけど、それは少なからず深馬と一緒になれたという解釈でいいのでしょうか。友人との居酒屋での会話が次の帰省はGWなどというところから季節は春で、秋に間違えて咲いた桜(真未によって開花した才能)が次の春でも咲いた(いま現在も才能は開花する)みたいな解釈でいいのでしょうか。そうすると前向きな終わり方だと解釈することができるので、是非そうさせてほしいです。

 

個人的には圧倒的アイドル正門くんを支持しているので今のところそれ以外の正門くんをそんなに強くは求めていなくて、ただ正門くんのする経験や見せてくれる景色にはすべて触れたいし応援したい、そんな自由なスタイルだったのですが、想像以上の景色を見せてくれたなと本当に心の底から感動したし感心したし胸いっぱいです。お芝居をする役者正門くんのことも恥ずかしいし指の隙間からでしか見れなかったわたしのことすら黙らせてくれる、圧巻の舞台でした。まさに 染、色 されました。素敵な時間をありがとう。千秋楽まで健康で無事に 染、色 し続けられますように。大阪公演も楽しみにしています。